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金剛院と七重の石塔

寺社・仏閣・霊場 2020.04.30

 
金剛院、仏生山光明寺。本尊は不動明王で、創建は保元年間(1150年頃)といわれ、八堂山にあったとされる。七堂伽藍の上に不動堂を建てたことによって、「八堂山」の名がついたと伝えられている。
天正の兵火で全焼。第1次西条藩3代藩主一柳直興により、万治2年(1659年)本堂が再建され現在に至る。今は、市民の森の登り口の所にある。
山門の建築様式は和様を主とし、単層入母屋(いりもや)造り一軒、半繁垂木(はんしげだるき)、本瓦葺の四脚門。また、山門には小松藩3代藩主一柳直卿の筆による扁額「仏生山」が掲げられている。七重石塔は総高322cmで、鎌倉幕府第3代将軍源実朝の供養塔といわれ、石造美術品として、昭和29年に愛媛県の有形文化財の指定を受けている。境内には、大銀杏や高橋貞次(大町常心生まれ、刀鍛冶人間国宝)の墓などもある。