徳蔵寺|西条市観光なら|一般社団法人西条市観光物産協会へ

お知らせ&トピックス

徳蔵寺

寺社・仏閣・霊場 2020.04.30

広江地区の徳蔵寺にはいくつかの貴重な寺宝が収蔵されている。
元禄6年(1693年)厚信家から寺に寄進された涅槃像と両界曼荼羅で、作者は法橋栄賢と伝えられ、絹本(けんぽん)着色の見事な作品。県指定の有形文化財。同寺には一柳直卿書の山号扁額もある。
また、寺の裏庭には珍しい形をした灯篭がひっそり建っている。“織部焼”で有名な古田織部が考案した様式であるため「織部灯篭」といわれ、南蛮風のデザインから「キリシタン灯篭」ともよばれている。頂部が欠損し、正面の像も風化して原型をとどめていないのは残念である。