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十地院

寺社・仏閣・霊場 2020.04.30

  
白鳳13年(673年)、天武天皇の勅願寺として大黒山の裾盆地に建立された寺院で、開祖は泰量上人、本尊は薬師瑠璃光如来である。貞治2年(1363年)、細川頼之の軍勢により諸堂が焼き払われたが、第7代住職・宥真大徳はあらかじめこのことを予知され、事前に本尊や仏像・仏画などを秘匿していたため、危うく焼失を免れた。安永元年(1772年)には、第24代住職・宥道法印が現在地に移転建立した。寺宝として、河野家から寄進された仏画32福があり、中でも、“目引不動”として信仰の高かった不動明王像や、猫が描かれている仏涅槃図などは見事である。